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訪問看護の開始・終了・断るケース

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訪問看護の開始と終了の場面には、いろんなケースがあります。

また、状況によっては、訪問看護の依頼を断る場面もあります。

【このページでわかること】

  • 訪問看護の開始のケース
  • 訪問看護の終了のケース
  • 訪問看護の依頼を断るケース

ステーションによって規定が違うので、必ずしもすべてのケースがすべてのステーションに当てはまるわけではありません。

あくまでも参考程度にとどめていただければと思います。

なお、「訪問看護を開始する」のページでは、開始の場面を詳しく紹介しているので、よければご参照ください。

それでは、具体的に紹介していきますね。

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訪問看護開始のケース

訪問看護が開始されるケースは、主に2つあります。

  • 主治医やケアマネジャーから依頼されて始まるケース(多い)
  • 利用者や家族が希望して始まるケース

主治医やケアマネジャーから依頼されて始まるケース

主治医やケアマネジャーから依頼されて始まるケースは、主に病気や症状の悪化が背景にあります。

【具体例】

  • 入院中にADLが大きく低下し思うように動けなくなった
  • 退院後に新たな医療処置を行う必要がある(吸引やストーマ管理など)
  • 認知症や精神疾患などが進行して生活がままならないなど

このケースは、訪問看護の介入が必要不可欠という場合が多いです。

利用者や家族が希望して始まるケース

利用者や家族が希望して始まるケースも時々あります。

利用者や家族自ら、訪問看護ステーションに相談に来て、困りごとなどを伝えます。

【具体例】

  • 体調に不安がある健康相談をしたい
  • 今までできていたことが難しくなってきたなど

相談内容によっては、訪問看護以外のサービスが適切なこともあります。

訪問看護が必要な場合でもそうでない場合でも、管理者は、介護支援事業所や地域包括支援センターへ連絡し、相談内容の情報共有を行います。

相談内容の情報共有を行う場合、あらかじめ相談者の同意を得る必要があります。

訪問看護が必要でない場合でも、相談者が適切なサービスを受けられるように調整する役割をもっています。

訪問看護終了のケース

訪問看護の開始があれば終了もあります。

訪問看護が終了されるケースは、主に2つあります。

  • 前向きな理由で終了するケース
  • それ以外の理由で終了するケース

前向きな理由で終了するケース

前向きな理由で終了するケースは、移行や卒業です。

【具体例】

  • 訪問サービスから通所サービスへ移行できるようになった
  • 利用者本人が目標を達成し、訪問開始前の生活ができるようになった(卒業)
  • 利用者や家族が手技を獲得し自立することができた(卒業)など

ADLがアップしたり、医療処置などの手技獲得ができるようになるなど、訪問看護が介入して目標達成(=卒業)できたケースです。

なお、このような通所への移行や卒業の場合は、すぐに終了とするのではなく、訪問回数や時間を少しずつ減らしながら、慎重にタイミングを考える必要があります。

また、訪問看護師が移行や卒業できると判断しても、利用者や家族はまだ難しいと思うこともあります。

その場合は、無理に移行や卒業をすすめたり提案するのではなく、利用者や家族に不安な部分を確認し、気持ちに寄り添ってサービスを継続します。

それ以外の理由で終了するケース

それ以外の理由で終了するケースは、利用者が理由の場合とそうでない場合とがあります。

【利用者が理由の具体例】

  • 利用者が亡くなった
  • 利用者が入院や入所などで自宅に帰る見込みがない
  • 訪問の必要性はあるが利用者や家族が強く拒否し、訪問に入ることができないなど

【利用者が理由でない具体例】

  • 訪問看護ステーションの閉鎖(廃業)
  • 利用者本人ーケアマネジャーー訪問看護師ー医師のいずれかの相性が悪い・拒否があるなど

訪問看護ステーションの閉鎖の場合は、利用者に理由を説明し同意を得て、サービスを引き継ぐ事業所を探し、引き継ぎを行います。

相性が悪い・拒否がある場合は、なぜそのような事態になってしまったのかを事業所全体で振り返り、同じようなケースが起こらないように次回につなげていく必要があります。

訪問看護の依頼を断るケース

訪問看護の依頼を受けても、内容によっては訪問を断るケースもあります。

管理者は、依頼内容を確認して訪問が難しいと判断した場合、依頼相手に断る理由を丁寧に伝えて対応します。

そうすることで、依頼相手と良好な関係を築きやすく、次の機会に訪問看護の依頼を受けることにつながります。

訪問看護の依頼を断るケースには、主に2つあります。

  • 物理的に困難なケース
  • ステーションの管理的に困難なケース

物理的に困難なケース

物理的に困難なケースは、訪問する地域や地理的な問題があります。

【具体例】

  • 利用者宅が遠方でステーションが規定している訪問地域外の住所である
  • 駐車場や駐輪場が利用者宅の近くにないなど

ステーションの管理的に難しいケース

ステーションの管理的に難しいケースは、依頼内容やスタッフに関係します。

【具体例】

  • 依頼内容の対象(小児や精神など)や医療処置をステーションで扱っていない
  • スタッフの数が少なく人数に余裕がないなど

まとめ

いかがでしたか。

訪問看護の開始のケース、終了のケース、依頼を断るケースには、いろんな場面があることがなんとなくイメージできたでしょうか。

もちろん、このケース以外にも、いろんなケースがあると思います。

ステーションによって規定が違うので、必ずしもすべてのケースがすべてのステーションに当てはまるわけではないので、参考程度にしていただければと思います。

【訪問看護の開始・終了・断るケースまとめ】

  • 訪問看護の開始のケースには、主に「主治医やケアマネジャーから依頼されて始まるケース」「利用者や家族が希望して始まるケース」がある
  • 訪問看護の終了のケースには、主に「前向きな理由で終了するケース」「それ以外の理由で終了するケース」がある
  • 訪問看護の依頼を断るケースには、主に「物理的に困難なケース」「ステーションの管理的に困難なケース」がある

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