市販の検査薬で妊娠がわかったら、産婦人科に受診して妊娠の確定が必要になります。
「産婦人科ってどこにあるんだろう?」
私はまず、ここから始まりました。
- どんな先生や助産師さんがいるんだろう?
- 入院費用はいくらくらいかかるんだろう?
- 母子同室?
- 教室や指導はやっているのかな?
などなど、いろんな疑問が出てきました。
私は、結婚を機に引っ越し、まもなく妊娠がわかったので、近くに住む友達や知り合いがいませんでした。
そのため、いわゆる口コミを聞くことができず、自分で一から探す必要がありました。
「早く妊娠の確定が知りたい、でも産婦人科はちゃんと比較・検討してから受診したい。」
と考え、産婦人科を探しました。
情報収集源は、口コミサイトやクリニックのホームページでしたが、詳しい内容や知りたい内容については探しきれませんでした。
「もっと詳しい内容を知りたいな」と思ったので、ひとつの口コミとしてブログに残すことを決めました。
私と同じように、産婦人科の選択に悩んでいる方がいらっしゃると思ったので、ひとつの口コミとして参考にしてもらえたら嬉しいです。
このページでわかること
- 加藤クリニックの妊婦健診
- 出産(自然分娩)
- 入院費用
- 入院準備(持ちもの)
- 入院生活(食事、書類、検査、指導など)
- 1~3か月健診、産後健診
加藤クリニックは、埼玉県さいたま市浦和区前地にある産婦人科のクリニックです。
2021年1月に建て替えが行われ、新しくなりました。
なお、このページの情報は2020年8月のものです(旧建物)。
一部、記載内容と違う可能性があることをご了承ください。
加藤クリニックの特徴
- 駅から近い
- 分娩・入院施設がある
- ホームページがある
- 受診日のインターネット予約ができる
- 曜日によっては女性医師が在籍している
- 金曜日は小児科医師の診察がある
- 土曜日も診察している
- 無料Wi-Fiがある
妊婦健診
- 4D超音波映像でUSBでの保存ができる
- 院内処方である
- 待ち時間は割と長い
- 予定日が近いときは受付で予約を取ってくれる
- 妊娠初期から産後までさまざまな教室がある(予約制)
- 出産(分娩)予約申込書は、妊娠12週までに記入と提出が必要である
詳しい内容については、「加藤クリニックでの妊婦健診」のページをご参照ください。
出産(自然分娩)
出産希望の場合は、妊娠12週までに出産予約申込書の記入と提出が必要です。
産科医療補償制度の登録証の記入もします。
一般的に陣痛が10分間隔になると、入院になります。
分娩台で子宮口の開きを確認後に、入院になるかならないか、病室待機になるか、このまま分娩台待機になるかが決まります。
入院と決まれば、パジャマと産褥ショーツに着替え、点滴や心電図モニターを装着し、入院書類を記入します。
出産後、赤ちゃんの診察が終わったら初抱っこです。
会陰縫合、導尿など必要な処置が終わったら少し仮眠して病室に移動します。
家族へのテレビ電話は、会陰縫合後にしました。
ちなみに、分娩室で母乳をあげる、乳首を加えさせることはありませんでした。
詳しい内容については、「加藤クリニックでの出産(自然分娩)」のページをご参照ください。
入院費用
旧建物での入院費用なので、変更されている可能性があります。
新建物は、すべて個室(トイレ付き)になるので、おそらく540,000円以上になるのではと思います(あくまでも予想です)。
- 2人部屋:490,000円
- 個室:540,000円
- 特別室:590,000円(バス・トイレ・キッチン付き)
この費用には、産科医療補償制度の掛金も含まれています。
入院費用は、外来窓口で退院日に精算します(ただし休日退院の場合は、前日精算)。
現金払いのみです。
詳しい内容については、「加藤クリニックの入院費用」のページをご参照ください。
入院費用とは別に必要な費用
- 臍処置セット(1,000円)
- 新生児聴覚検査の自費分(自動ABRは3,800円)
さいたま市の新生児聴覚検査(任意)
さいたま市では、2020年7月以降に生まれた赤ちゃんを対象に、新生児聴覚検査の助成が始まりました。
- 自動ABR(自動聴性脳幹反応検査): 助成上限額 5,000円
- OAE(耳音響反射検査):助成上限額 1,500円
検査を受ける場合は、入院中に希望を伝え助成用紙を提出します。
加藤クリニックの自動ABRは、8,800円だったので、自費分として3,800円支払いました。
入院準備(持ちもの)
「入院時に持って行くもの」としてクリニックから指定された持ちものは、以下になります。
- 母子手帳、健康保険証
- 骨盤ベルトやさらし(産直後より使用可能で巻くタイプのもの)
- 産褥ショーツ(3~4枚)
- ガーゼハンカチ(10枚程度、必ず水遠し)
- スリッパ
- 洗面用のコップ、タオル(最低2枚)
- 携帯電話の充電器
- 分娩中の水分(ペットボトル用ストローキャップもあると便利です)
- 分娩中に口にできるもの(バナナ、チョコ、ゼリー飲料など)
- マスク
- 「Birth」(初期指導の配布冊子)
また、退院時の服と下着も忘れずに準備しましょう。
詳しい内容については、「加藤クリニックの入院準備(持ちもの)」のページをご参照ください。
クリニックに用意されているもの
シャワー用品など自宅で使用しているものがよい場合は、持って行くとよいでしょう。
入院セット
大きめの不織布バッグの中に入っていました。
このバッグには、主にベビー用品やマタニティ用品を扱う「アメジストマタニティ」のタグがついていました。
- パジャマ(上下3セット)
- 歯ブラシセット(クリニカ、歯ブラシは固め)
- 産褥パッド(アメジストマタニティ:Sサイズ10枚、Mサイズ10枚、Lサイズ1枚)
- 粉ミルク(森永乳業:E赤ちゃん300g×2缶)
- おしりふき(アメジストマタニティ:やわらかタオル80枚×2パック)
共有のもの
- 授乳クッションと円座(入院中は1つずつ貸し出し)
- 哺乳瓶と乳首
- 布おむつとおむつカバー
- ベビー服(沐浴時、汚れた時に適宜交換)
- 沐浴布
- ベビー石けん
- 母親用のシャワー用品(バスタオル、ボトルタイプのシャンプー・リンス・ボディソープ)
- 洗顔料(ボディソープが顔も洗えるタイプ)
- 保湿クリーム(ミノン)
退院時のベビー服
退院日は、スタッフによる沐浴後、退院時のベビー服に着替えます。
赤ちゃん用として、ベビー服、短肌着、帽子、おくるみ、紙おむつが用意されています。
入院生活
自然分娩の場合、入院期間は5日間です。
入院中は、スケジュールに沿って指導などが行われます。
検温は朝夕の2回です。
入院中の詳しい内容については、それぞれのページをご参照ください。
1日目(入院・分娩当日)
- 分娩後2時間はベッド上安静
- トイレ・産褥パットの交換はこまめに
- 赤ちゃんは新生児室で預かり
内服薬(産後薬)
分娩当日、3種類の内服薬が処方されました(毎食後×4日分)。
- アセトアミノフェン錠(200㎎):解熱鎮痛剤
- メチルエルゴメトリン酸塩錠(0.125㎎):子宮収縮止血剤
- セファレキシン顆粒(500㎎):セフェム系抗生物質
2日目(産後1日目)
- 朝食後から24時間母子同室開始(シャワーや指導時は新生児室で預かり)
- 医師の回診:会陰部の診察
- 新生児に関するDVD視聴
- 授乳指導(母乳、ミルク):病室で
- おむつ交換:病室で(入院中は布おむつ、退院時は紙おむつ)
- シャワー浴:毎日予約可能
3日目(産後2日目)
- 産褥期の状態に関するDVD視聴
- 沐浴見学・指導:個別、午前中
- 調乳指導:合同、森永乳業の栄養士
- 退院指導:合同
- 赤ちゃん:ビタミンK2シロップ内服(1回目)
4日目(産後3日目)
- 医師の退院前診察:内診、外来で実施
- アロママッサージ:背中のみ、30分程度
- 赤ちゃん:新生児聴覚検査
5日目(産後4日目、退院日)
- 精算(会計):外来
- 家族と初対面&記念撮影:外来
- 赤ちゃん:ビタミンK2シロップ内服(2回目)
- 赤ちゃん:先天性代謝異常等検査
入院中の食事
食事は各部屋に配膳、下膳してくれます。
退院前日の昼食・夕食は、お祝い膳でした。
- 8時:朝食
- 12時:昼食
- 15時:おやつ(牛乳か飲むヨーグルト)
- 17時:夕食
- 20時:おやつ(カステラやケーキなど)
詳しい内容については、「加藤クリニックでの入院生活その1」のページをご参照ください。
出産に関する書類
出産に関してクリニックの記入欄がある書類
- 出産手当金
- 出産育児一時金申請書
クリニックから発行される書類
- 出生証明書(出生届と対になっている)
詳しい内容については、「加藤クリニックでの入院生活その1」のページをご参照ください。
コロナ対策
加藤クリニックでは、さまざまなコロナ対策を行っています。
- 外来受付前に体温測定、検温表の提出
- 体重測定は各自で
- 子宮底測定は省略
- 付き添いは原則お断り
- 立ち合い出産は中止
- 分娩時もマスク着用
- 出産・入院時、家族が立ち入りできるのは玄関まで
- 入院中の差し入れは、スタッフ経由で可能
詳しい内容については、それぞれのページをご参照ください。
3か月までは母子ともに通院
加藤クリニックで分娩した場合、3か月健診までは母子ともに通院する仕組みになっています(退院指導で説明あり)。
診察曜日は、以下のようになっています。
- 1か月健診:金曜日(小児科医)、月・火・木曜日(産婦人科医)
- 2・3か月健診:金曜日
- 予防接種、4か月以降(他のクリニックでOK):金曜日
2週間健診は、コロナ対策で中止となり、助産師さんの電話相談がありました。
詳しい内容については、「加藤クリニックでの1~3か月健診と産後健診」のページをご参照ください。
1か月健診
- 内診と超音波検査:子宮の収縮具合を確認(産婦健康診査の助成券を使用、上限5,000円)
- 採血
- 赤ちゃん:ビタミンK2シロップ内服(3回目)、先天性代謝異常等検査の結果票配布
2か月健診
- 採血結果の報告(全額実費で3,000円)
- 赤ちゃん:かかとから採血(血液型)
3か月健診
- 内診と超音波検査:子宮の収縮具合を確認(1か月健診と同じ、全額実費で3,900円)
- 赤ちゃん:血液型検査結果票配布
まとめ
いかがでしたか?
今回は、私の産婦人科(加藤クリニック)での体験を紹介しました。
どの産婦人科に通院しようかな、里帰り出産しようかななど迷っておられる方へ、ひとつの口コミとして参考にしていただければと思います。
もっと詳しい内容については、それぞれのページで紹介しているので、そちらもご参照ください。
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